つながる、支え合う、心豊かな地域づくり

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おたがいさまの心で、
地域をつなぐ

一人ひとりの暮らしを支える「つづら」の取り組み

つづらの想い

NPO法人つづらは、「目の前の人を助けることで、地域全体の助け合いを広げていく」ことを理念に、愛知県長久手市で活動しています。私たちの活動は、地域に住む一人ひとりが、その人らしく安心して暮らせる「ふだんの暮らしの幸せ」を守り合える地域社会を目指しています。

地域への想いから生まれたNPO法人つづら

つづらの活動の原点は、平成18年頃に地域のケアマネージャーたちが始めた「在宅福祉を考える会」のシンポジウムにあります。施設だけでなく、もっと在宅での暮らしを支えていく必要性が高まる中で、地域の課題解決に向けた議論が重ねられました。

10年間続いたシンポジウムを、さらに地域に根差した活動へと発展させるため、平成28年5月、「特定非営利活動法人つづら」が設立されました。法人格を持つことで、より継続的で安定した地域支援の受け皿となることを目指したのです。

「つづら」という名前に込めた想い

「つづら」という名前は、「九十九折り(つづらおり)」の道のように、くねくねと回り道をしながらも、地域に暮らす人々の様々な困りごとに寄り添い、一緒に解決していきたいという想いを込めて名付けられました。ひらがなの柔らかい響きで、誰もが気軽に頼れる存在でありたいと願っています。

理念は「おたがいさま」

私たちの活動の根底にあるのは、「おたがいさま」の精神です。地域で困っている人がいたら、自分にできることで手を差し伸べ、支え合う。そんな温かい関係性を地域全体に広げていきたいと考えています。

活動当初は、長久手市から委託された「ワンコインサービス」が中心でした。しかし、活動を続ける中で、「ワンコインサービス」の対象にならない方々からの「困った」の声も多く耳にするようになりました。「病院への送迎が難しい」「65歳未満だけど、ちょっとした手助けがほしい」といった声です。

私たちは、目の前にある「困った」を見過ごすことはできませんでした。制度の枠だけにとらわれず、どうすればその人の力になれるかを考え、福祉有償運送サービスや、年齢制限のない「百太郎支援」といった独自の事業を立ち上げてきました。一つひとつの「困った」に向き合うことで、自然と活動の幅が広がっていったのです。

これからも、地域と共に

つづらは、特別なことをしているわけではありません。地域に暮らす人々が、ちょっとした困りごとを気軽に相談でき、助け合える。そんな「おたがいさま」の輪を広げていくことが、私たちの役割だと考えています。

口コミや紹介を中心に、顔の見える関係性を大切にしながら活動を続けてきました。これからも、一人ひとりの声に耳を傾け、長久手市が誰もにとって住みやすい街であり続けるよう、地域と共に歩んでまいります。